承認欲求の骨

総合的な言語感覚を磨く練習です。

2021-01-01から1年間の記事一覧

よりぬきzig11月号(2021)

公共交通機関でアジテーションしている人々は、多くある。何らかの心理的瑕疵を背負って、ともすれば赤の他人を殺そうとしているかもしれない。でもそれは、非常に「普通」である。全く異常ではない。異常だと排除する教育の方が異常である。 異端だと思われ…

よりぬきzig10月号(2021)

さようなら、全ての薬物レクリエーション。 生きるのがつらいと言って弱者の泥仕合を始める。相応しく死に急げと天の声が聴こえる。 2021.10.2 仕事のことばっかりで、自分自身の内面、哲学、学問芸術に向き合えていない。 どう見られるか、みたいなクソくだ…

よりぬきzig9月号(2021)

欲しいのは、いい人とも悪い人とも分からぬ人と、何らかの判断を意識してしまわぬ距離にとどまるための、関係保留のコミュニケーション能力。 人を負かせないと人と共存できない人々は、戦うことの諦め方が分からない兵器のようだ。 2021.9.1 言葉が思いつか…

よりぬきzig8月号(2021)

合理的な鳴り方をしている音を聴いてそれを良いと思う感覚質を、全て否定。 お金持ちや音楽家の家系に生まれただけの良さを受け取る感覚質とA10細胞神経群を、全て削除。 2021.8.3 死の匂いのしない人は飽きる。 2021.8.5 いけすかない奴らの持参ドリンク、…

よりぬきzig7月号(2021)

Z世代がヘーゲル的であると領土化されて、それも揶揄になる。 不謹慎ブーム、加速主義、中核派、SDGs、夏。 2021.7.2 労働とは別に、メタ労働を走らせるという方法で、飽きないように労働をするが、そのメタ労働の方に疲弊してきた。 2021.7.5 娘風呂に入れ…

よりぬきzig6月号(2021)

中身空っぽの大人の、ナメられない為のメッキのような表象に群がり、まんまと祀り上げたりする多くの子どもたちに対して、何も思わないでいなければならないという、日々の努力。 なんとか元気ですみたいなそういうラリった人みたいな言い方しかできなくなる…

よりぬきzig5月号(2021)

はっきり言ったら断られるので、ぼんやり仄めかしてなし崩しに我慢させるみたいな職場のやり方にまんまと引っかかって、GWを無くした男の末路。 Girl in Redというノルウェイのシンガーが、非常に薬物的で両性具有的なデビュー作を世に送り出していて、それ…

よりぬきzig4月号(2021)

ジャック・ラカンしか勝たん。 2021/4/5 どうか Kimoi と発音してください。 2021/4/11 パンクが死なないようにしてほしい。 2021/4/12 この鐘を鳴らすのも私。 2021/4/14 市井の人情というものを、一度だって経験したことがない、この冷たい街で暮らしてゆ…

よりぬきzig3月号(2021)

フェイクプラスチック納言 2021/3/3 かわいくなりたいから血液クレンジングしようかな。 2021/3/4 嘔吐中枢を包丁の模型で刺激して涎を垂れ流す遊びをするので、その都度、娘から取り上げて注意。 2021/3/6 この人生を使って、何とかして家をアンフェタミン…

よりぬきzig2月号(2021)

子に対して、親自身が知性を欠いていることや、常軌を逸しているということを自覚するということは、とても辛く、不思議で、殆ど意味をなさず、霊感が必要である。ショウペンハウエルやニーチェをよく読まなければならない。 2021/2/2 偽物になる為の生き方…

映画鑑賞第9回『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』(2020)

去年日本で一番有名だった映画を観て来た。 「鬼滅の刃」といえば前、「討鬼伝」というPSPのソフトを中古で100円で買ってそのまま一度もプレイしていないことを思い出した。 「IMAX」という500円高いカナダ製の映写機でしか演っていないというので、それで観…

よりぬきzig1月号(2021)

「まんま」という言語の象徴的使用を習得した娘が、「泣く」などの情緒表現に加え、行為媒介発語によって、食事の実践要求をするようになった。 その度に私は、ボヘミアンラプソディを歌わなければならない。 2021/1/2 こちらから連絡しない限りは何の動きも…

よりぬきzig12月号(2020)

絶えず存在意義が求められるのは地獄だ。「意味なくただ居る」では、許されないということの苦しみ。 娘にオフスプリングを聴かせるとノリノリになる。 2020.12.3 自分が何をしたいかが一番大事。 定型悪に嵌った悪でもない。飄々としすぎた凡骨でもない。た…

よりぬきzig11月号(2020)

誰にでもできる仕事を、あたかも拘ってますみたいなそういう見せ掛けの美学や哲学で塗り固めて、そういうアスペ的な生き方もいいんだけど畜生どうも。 2020.11.2 「忙しい」という幻想の中で、何一つ生命的な営みをしていないことを顧みない大人たち。 2020.…

よりぬきzig10月号(2020)

産んだことの責任を取ろうとしない親のもとに生まれた子が反出生主義者であるのと、産んだことの責任を、ある一社会においては直向きに取ろうとしている親のもと生まれた子が(中途半端に表面的な知識をつけて)反出生主義を自称するのは、月とスッポン。兎角…