承認欲求の骨

総合的な言語感覚を磨く練習です。

よりぬきzig6月号(2021)

 

中身空っぽの大人の、ナメられない為のメッキのような表象に群がり、まんまと祀り上げたりする多くの子どもたちに対して、何も思わないでいなければならないという、日々の努力。

 

なんとか元気ですみたいなそういうラリった人みたいな言い方しかできなくなるのか。

 

2021.6.1

 

 

自分にできる最高善は、出来るだけ楽に生きて、それをサボるみたいな文脈に吸収させないこと。素朴に踏み止まる。

 

2021.6.2

 

 

職場の人々は、どこかで私をものすごくナメていて、どこかでこれは絶対に返さないといけないことで、それはチャールズマンソンや加藤智大をもう一度勉強しなければならないことで。6月8日。

 

2021.6.8

 

 

表面的に誤っていることは全て、本質的には本当で、素朴な仕方でその或る生命力を賦活している。

2021.6.14

 

 

幸福でも不幸でもない辺獄を歩く。

2021.6.17

 

 

誠実な剥き出しの弱さと、悪意ある利己的な弱さ。或いは剥き出し感を演出するような仮初めの人情で包まれた利己的な弱さ。

2021.6.25

 

 

構造的な優しさの内に他者を閉じ込めて、そのくせ当事者はというと、ただ自己肯定感が欠落しているだけであったという、優しさでも何でもない弱い弱い性に、囚われてばかり。

 

量子物理学的にも仏教的にも自分の人生でしか解釈できないことになっているので、他者は普通に他者の面倒を見ることはできないし、凡ゆる表現は結局自分を愛して欲しいといってるだけなので、ガチで人生は暇つぶしでしかないのだなというのを、毎秒揉み消して笑って生きてる。

2021.6.27

 

 

 

 

よりぬきzig5月号(2021)

 

はっきり言ったら断られるので、ぼんやり仄めかしてなし崩しに我慢させるみたいな職場のやり方にまんまと引っかかって、GWを無くした男の末路。

 

Girl in Redというノルウェイのシンガーが、非常に薬物的で両性具有的なデビュー作を世に送り出していて、それはすごくチルでイルでオルタナでぶっ飛ぶので好き。

北欧の10代のロックって、「うっせぇわ」的なモラトリアムものがなくて、いきなりがっつりメンヘラですかみたいなノリがあって、それがすごい音楽的にもよいという。

2021.5.1

 

 

ずっと労働じゃん。

困った時は見捨て合い、ということか。

2021.5.3

 

 

やりたいことをやって惨めな思いをするのではなく、やりたくないことをやらされて惨めな思いをさせられるという。

ここはできないけど、でもここはがんばろうみたいな手がかりが見つからない労働。

珈琲を過剰摂取して、おしっこ我慢しておしっこするという遊戯しかなかった。

 

煉獄さんのエチゾラム

 

肉便器的である。

2021.5.4

 

 

中国食材店にて購めた鴨のもみじを電気圧力鍋にて調理。大変美味。

 

幾たびか満を持すが、これがなんと、上手くいかないという。

2021.5.5

 

 

負けることで勝ってること普通に大人たちに見抜かれて先回りされて引きの道も全部消されてから、さらに無い方へ無い方へ攻めの回避を繰り返す。

2021.5.7

 

 

逃げ道も道で、ずっと続いていて、やがて人生になっていく。

2021.5.12

 

 

ポジティブな意味で、だるい。

2021.5.14

 

 

幕の内。醤油で食う、しなしなのフライ。

 

鬱病弁当屋の気持ちがそのまま味になっているような、幕の内。

 

クソみたいな仕事して、安い弁当食ってんなぁ俺。

2021.5.16

 

 

文化や宗教を使って、人生を神聖なものにしようとする。

2021.5.18

 

 

ベランダで、発泡酒

2021.5.19

 

 

ASMR、ラップ、文法無視の歌詞。

 

他者を「悪びれ」させて満足する人。元気のない他者の上でしか生きられない弱い弱い自己を守っている。

2021.5.22

 

 

出勤前。娘とおかあさんといっしょを見る時間。この、おにいさんおねえさんの、精神の内面を何も見せまいとする笑顔を見て、出勤。

 

世を憂い、辛味チキン。

2021.5.24

 

 

失敗から立ち直らない力。社会の陰の方を積極的に引き取って、内向きのバベルを登り続ける力。

 

本当に邪悪な力のある人にだけは気をつけて、距離を取って、あとは素朴なニーズを磨き続けていけばいい。

2021.5.25

 

 

誰一人取り残さない。全員置いて行く。最初から連れて行かない。持続不可能な一回きりに全生涯を賭ける。

2021.5.29

 

 

「心配する」みたいな思考は、全く反知性的な営みで、そこにとどまるのはよくないんですよ。

2021.5.31

 

 

 

よりぬきzig4月号(2021)

 

ジャック・ラカンしか勝たん。

2021/4/5

 

 

どうか Kimoi と発音してください。

2021/4/11

 

 

パンクが死なないようにしてほしい。

2021/4/12

 

 

この鐘を鳴らすのも私。

2021/4/14

 

 

市井の人情というものを、一度だって経験したことがない、この冷たい街で暮らしてゆかなければならないのよ。これからもずっと。

2021/4/21

 

 

y=鬱病の私の接点を不安と置く。

2021/4/26

 

 

 

よりぬきzig3月号(2021)

 

フェイクプラスチック納言

2021/3/3

 

 

かわいくなりたいから血液クレンジングしようかな。

2021/3/4

 

 

嘔吐中枢を包丁の模型で刺激して涎を垂れ流す遊びをするので、その都度、娘から取り上げて注意。

2021/3/6

 

 

この人生を使って、何とかして家をアンフェタミンにする。しかも、健全に、だ。

2021/3/16

 

 

夕暮れの春風、公園、野球する少年たち、髪の毛を触り合う高校生カップル、街路樹、川、生息地の示された看板。

2021/3/18

 

 

朝、聖ルカ教会、珈琲。

2021/3/19

 

 

えーっと、発狂…は、もうしてます。

2021/3/24

 

 

 

 

 

 

よりぬきzig2月号(2021)

 

子に対して、親自身が知性を欠いていることや、常軌を逸しているということを自覚するということは、とても辛く、不思議で、殆ど意味をなさず、霊感が必要である。ショウペンハウエルやニーチェをよく読まなければならない。

2021/2/2

 

 

偽物になる為の生き方はあるし、そしてその道は複雑である。私は偽物になる為に生きている。

2021/2/8

 

 

「人とつながることよりも、宇宙とつながること」の方を引き受けた。

 

子を躾けるどころか、躾という箍の持たぬ子の様に感化され、私のかつて何者かによって躾られた身体技法は解体され、スキゾフレニア的になってゆく。

 

「躾」から「スキゾ」へ。

2021/2/9

 

 

精神病者たちのオリンピックは、どんなことがあってもやります。

2021/2/11

 

 

死人の顔をして、青春と並走する。

 

悩んでいる風みたいなのの若さから遠ざかって、もっとそうではないニルヴァアナを目指すんです。

 

でも見てよ今の僕を。統合失調症になった僕を。

2021/2/16

 

 

は?みたいなことだけが人生だ。

2021/2/17

 

 

麦ふみ畑へ行くと、私の娘も含めて本当に多くの子どもたちが、崖の方へ走っていくので、ふちに立って捕まえていた。

2021/2/21

 

 

背中にびっしりアマビエの刺青。

2021/2/22

 

 

脱構築饅頭以来のポモ飯。

2021/2/24

 

 

職場でね、複数の大人たちに、哀れみの混じった顔で、お前は気違いだよというようなことを言われてね、妻にもあなたの思想はよく分からないと言われ、Twitterでも理解者らしき人々は去り、YouTubeの音源もイマイチ伸び悩んでいるの。

2021/2/25

 

 

歯を食いしばって泣き腫らした目で出勤。

 

「『夫婦で乗り越えようね』という説話構造を採用した方が正義である」というフレームを理解するように矯正ロボトミー手術。

2021/2/26

 

 

 

 

映画鑑賞第9回『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』(2020)

 

去年日本で一番有名だった映画を観て来た。

 

鬼滅の刃」といえば前、「討鬼伝」というPSPのソフトを中古で100円で買ってそのまま一度もプレイしていないことを思い出した。

 

IMAX」という500円高いカナダ製の映写機でしか演っていないというので、それで観る。割引日だったが割引にならない。

彼女と『天気の子』を観て以来の映画館だった。彼女との子は保育園に預けてきた。反出生主義者に怒られそうである。ポップコーン、ペプシ、フライドポテト、チキンナゲットも付けて大盛り上がりである。

 

 

本編は墓参りをするシーンから始まる。墓参り、というのがいい。仏教的である。東日本大震災西日本豪雨、コロナ禍で命を失った人々に思いを致す。

 

序盤、炭治郎一行によるギャグアニメのような快活おもしろやりとりがあって会場に微笑が齎される。それは何か『銀魂』や『ギャグマンガ日和』、あるいは『テイルズシリーズ』のおもしろやりとりのようである。声優たちの仕事を観せられている、という感じ。声優はなりたい人がたくさんいて、なれない人もたくさんいて、声優志望で上京して、結果AV女優になってカメラの前でヴァギナを開く人たちもたくさんいるのだということに思いを致す。声優養成学校は体育会系で、ものすごく厳しいところらしい。コミュニケーション能力のない人々は、速やかに淘汰されて実家に帰るしかない。様々な呪いやカルマの頂点に、今一番人気のアニメの、このおもしろやりとりがあるのだ。炭治郎役の声優、花江夏樹は29歳。双子の娘のパパ。育児をする様がTwitterなどで人気である。禰豆子役の声優、鬼頭明里は26歳。ラブライブ!シリーズでも声優をしている。売れっ子。当然、歌手デビューもしている。グーグルで画像検索する。かわいい。AV女優の涼森れむに少し似ている気がする。

 

 

煉獄杏寿郎が登場する。

非常に吊り目で、クジャクの羽根の紋様みたいである。

中山昌亮の『後遺症ラジオ』に登場する吊り目の異形を少し思い出す。

 

 

魘夢が登場する。

目の下に四角い模様がある。

手の甲が口になっている。

燕尾服を着ている。丸尾末広の描きそうな燕尾服。初期のあぶらだこで、 長谷川裕倫がライブの時に着ていたような燕尾服。

 

髪型は毛先がピンクのボブ。毛先は『化物語』の千石撫子のような短冊形をしている。保育園に子を迎えに行くと時々出っくわす、毛の裾にピンクを入れたママを思い出す。

 

声優は平川大輔

スクールデイズ』でダブルヒロインの片方に惨殺される主人公、伊藤誠の中の人。

 

 

「無意識領域」とか「精神の核」といった言葉が出てくる。

 

フロイトの無意識、エス、イド、リビドーといった、お道具箱の中に入っている知識を思い出す。

 

 

炭治郎の夢。

 

夢の中では山間の庵で山菜などをとって慎ましやかに暮らしている。

 

炭治郎は兄弟が多い。

家族を大切にしている。

 

その光景を、しかし実際は、アルファードに乗ってやってきたバカみたいな子どもたちが観ているのだ。

その瞬間、少しいやな気分になる。

ヴォクシーやステップワゴンにベイビーインカーのステッカーをむんずと貼りっ付けて、映画館のあるショッピングモールまでやってきた家族がたくさんいるのだ。高収入の職につき、ライバル会社を出し抜き、使えない部下や上司の悪口を言い、家やマンションを買い、女性を性的に支配し、生殖行動を繰り返し、子どもを産ませ、育てさせている男がたくさんいるのだ。

そのことを忘れてはいけない。

 

 

煉獄杏寿郎の殉死。

 

猗窩座という鬼との戦闘シーンの音が非常に大きく、頭痛になる。

 

不死身の鬼になれと翻弄する猗窩座に対して、「老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ」と喝破する煉獄杏寿郎の姿には確かに、えも言われぬカタルシスがある。日本では受けるだろう。キリスト教圏では結構微妙なセリフだとも思うけれど。

 

 

 

よりぬきzig1月号(2021)

 

「まんま」という言語の象徴的使用を習得した娘が、「泣く」などの情緒表現に加え、行為媒介発語によって、食事の実践要求をするようになった。

その度に私は、ボヘミアンラプソディを歌わなければならない。

 

2021/1/2

 

 

こちらから連絡しない限りは何の動きも示さない静かな人々が友人で、それ以外は何らかの利害関係を結ぼうとしているだけの貧者か、自己愛を拗らせただけの信者か。

 

2021/1/7

 

 

1歳児と暮らしているが、マジでスキゾキッズだ。

 

重度スキゾフレニア状態に、型を与える行為を、「躾」と言うのかも知れない。

 

「別に」とか「普通」みたいな、思春期のディスコミュニケーション。思春期当事者が、その「執着しない態度」を「知性」であると勘違いしてしまっているパターン。親が子を"心配"することを知性であると勘違いするのと同レベルの、倒錯。

 

去年、私が新年の挨拶をすると「あー、はい」と返事をした職場の50代の男。ずっと根に持っていて、今年は何を言うのかと構えて、今年もあえて新年の挨拶をしてみた。返答は、「うん」であった。

「あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願い致します」→「うん」というやりとり。反自然では。

私が慇懃無礼なのか。

 

 

2021/1/10

 

 

カレーかチリビーンズ作ってる時だけ生き生きしている。

2021/1/13

 

 

恋愛の、その芯を掴もうとしてそれが生殖になって、その瞬間にその恋愛は喪われて、というモチーフの中に自己を埋没させるゲーム。

 

突然親になってしまって大変そう。

 

2021/1/18

 

 

人生とは、何かに中毒になって、それ以外では、ぼーっとすることとみたり。

 

その時その時に作っている最中の作品に、作者自身が影響を受けてながらその生を生きている。そういう生き方への憧憬。

 

2021/1/21

 

 

「労働は嫌だが、お金は必要」という認知不協和の解消に心血を注ぐゲーム、の過程で、諸企業理念及びイデオロギー的理性を獲得した一般的な人。と、そうでない人。

 

労働疲労も、育児疲労も、全部無かったことにして笑顔でハッピーに生きるには、もうエフェドリンしか残っていないのでは。

 

2021/1/26

 

 

心の中のもやもやが、いよいよ病気のように感ぜられた日だった。オーバードーズの衝動を始終抱え込んだ。

 

宿痾との付き合い方、とんと見当付かぬまま。

 

生涯を閉じる分配で薬を飲みます。

 

私は気違いです。

 

2021/1/28

 

 

俺には思い出と歌がある。

 

2021/1/29

 

 

生きる意味がない、という幸せ。

 

2021/1/31