承認欲求の骨

総合的な言語感覚を磨く練習です。

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

淡家朴『芸術的障害者』(2019)

Foo Fightersの「Best Of You」(2005)を聴いて、こんなにも涙が溢れてくるのは、何故だろうか。 カートコバーンが、散弾銃を自分の頭にぶっ放して死んだ時から、デイブグロールは、彼の心の闇を引き受けていたのかな。 私が生まれて、一つだけ悲劇があるとす…

淡家朴『レム睡眠の虎』(2019)

あえて節度のない言い方をします。 理解できないことがあると、 他人の所為にする人が憎い。 そして、私に関わっている全ての人は、 そういう人だ。 全てだ。例外はない。 これ読んでいるあなたもね。 理解できないことがあると、 自分にも非があるかもしれ…

淡家朴『私を分かるな』(2019)

その行為自体に、完全な意味が発生する行為。 真の行為を獲得したいという欲望。 正直、色々ともう不快だ。 このブログを見る他人の目が不快だ。 このブログを見て、影響を受けて、 反応をしてくる他人が不快だ。 何度も言うが、これは「淡家朴」のブログだ…

淡家朴『論件の矮小化』(2019)

味の方と書いて、味方。 一体それは誰か? ネットの辞書によれば、 みかた【味方・身方・御方】1.《名》自分の属する方。仲間。 「国際世論を―につける」2.《名・ス自》仲間として力をかすこと。加勢すること。 「すべての条件が彼に―する」 とある。 仲間意…

淡家朴『職場内言論統制』(2019)

今の職場で、 「ネガティブな口癖を直せ」 というハラスメントを受けています。 私は、自明の物事を少しずらして考えたり、世間一般的な目線を採用しないということを全ての精神生活の軸足に考えています。 これは、私が、ただ我が儘にそうしているのではな…

淡家朴『神をシカト』(2019)

年間の行動計画によって、無辜な私の領域が他者に侵されていきます。 彼らは柔らかな笑みを浮かべて近づき、私の仕事量の限界ギリギリのところを打診しています。 その笑みの汚らしさ。 ほとんど絶望的な笑みを湛えて、逼塞する私を「まぁまぁまぁ」と遣り込…

淡家朴『順応暴走』(2019)

本当にどうでもよくて、ありがとう。 クソも最高も一緒くたの世界線。 みなさまの深い誤解によって出来た狂気の沙汰の中を、順応しながら遠く及んでいく。 奇跡は不埒。 逆捩じの青年たちが、反転させた骸骨に臍の緒を括り付けて嗤う。

淡家朴『蔑めば、恋』(2019)

私はバカが嫌いである。 バカとは、知性の欠如である。 そして、知性の欠如が齎すものは「争い」である。 私の理性の位置は、大体この辺りにある。 対人間におこる争いとは、理解の枠組みを外れた発言や行動、とりわけ「理解不能」という事態の直接的処理の…

淡家朴『パンティレイドマン』(2019)

下着泥棒の分からないところは、彼(彼女)らが洗濯された下着を狙うところである。 つまり、下着の持ち主が着けた何らかの内容物や痕跡を欲望する訳ではないのだ。 ここで、犯行に二つの分岐パターンが生じる。 泥棒した下着をコレクションするタイプ。 また…

淡家朴『趣味は座ること』(2019)

私は読書をしますが、ほぼ全ての内容を忘れてしまうので、内容を取っているのではなくて、網膜に文字を見せているだけという感じです。 もっといえば、座ってるだけ。 私は多分、読書が好きなのではなくて、座るのが好きなのかもしれません。 そういうわけで…

淡家朴『何故、ちんちんを隠すのか』(2019)

まず私たちは、何としてでも世界があることを決めつけなければ、存在ができません。 でも、そういうのって、もういいかげん飽きてしまいます。飽きるというのは、現代のキーワードで、それは私が資本主義社会の中で、記号消費しまくっていることの何よりの証…

淡家朴『バースデイ・レジスタンス』(2019)

「人は、未来の前の為に過去を思い出す」というジャックラカンの言葉があります。 私たちは、誰一人として過去を持つことはできません。しかし、過去を思い出すことはできます。そして、「私とは、このような人間である」ということを他者に伝える為に、都合…