よりぬきzig2月号 (2022)
儂らなりのジプシーでいくけぇ。
2022.2.3
オミクロンみたいなクソに振り回されたフリするだけのクソ日常。
やってる居酒屋見つけて、テイクアウトメニュー買って帰る。
2022.2.4
輸入牛肉屋。ウルグアイ赤身g/1.6円を購めるも売り切れの為、イギリス経産牛ハラミg/2.4円、1kgに妥結。
2022.2.6
保険屋のババア。「また考えときます」と躱したら、「え、考えるというのは資料を見ながら考えてみるということですか?」と食い下がってきた。お疲れさまです。
昔の感じでガーっとセールスすることが仕事だと思っている営業の人。無理。
2022.2.8
2022.2.10
ピンチでもチャンスでもない平坦なところで、何となく放って置かれる、みたいなほんとうの意味での、静かな、死のようなピンチが迫っている。
2022.2.11
弾き語り勢として、トモフスキーみたいな普遍的な歌詞を作ることに憧れるも、やはりこの私自身の人生の周辺で作った歌詞でしか、自分の声でピッタリに歌えない。
受け売りの危険思想に感化されてたり、差別感情をもっているというダメさ。真性のメンヘラでもないくせに、ただ我が傷ついたのだということには全自分をあげて執着しようとするその瞋恚の愚かさ。全部入れて表現しなければならない。
2022.2.12
過去の自分のカルマに傷つけられまいと最善の方法を選んで走る。
2022.2.14
やっぱり若いねとかすぐ言っちゃうし、ファストフード我慢できないし、バカだな。
誰かがやってくれると思って、ジジイが茶殻を捨てる。
2022.2.15
今作っている曲に、「この地の上にあなたは居ない、人はそれを代償とは言わない」というフレーズがあるのだけど、それがすごく気に入っている。今の自分の作詞能力をもって、完全に歌いたいことを言い表せていると実感できる。
2022.2.19
昨日から変だと思っていたが、明確に基底欠損があることが意識される。精神不安と動悸、息が上がる。来たか。
逃げて、逃げて、逃げて、生き延びて、生き延びて何をしているかというと、ただ精神不安の慰みの為に蕩尽しているのである。
2022.2.24
当たり前のことを当たり前にできる人が少ないのではなくて、社会が余りに不親切で不寛容で余裕がなく、関わり合おうというムードが生まれにくいということ。疲弊して存在感覚が尖っている。
「どう考えても」とかって一言多いババア。
2022.2.25
私たちは切り詰めれば何処までも一人で、近くにいると思って(思い込んで)勝手に所有したつもりでいる人に対してはその慈しみや尊さに蓋をして簡単に取り扱ったり、逆に心の距離が遠ければ遠いほどその輪郭の明瞭さ(遠さ)に素直に感動して祭り上げたりする。
政治的な対立構造を煽る時に、真剣な顔をするのが正しいというエートスが、私は怖い。
平和なんか一人のバカがぶっこわす。
2022.2.28