淡家朴『育んだ創造力で精神を病む』(2019)
知育玩具の、創造力を育みますというキャッチコピーに目掛けて、吐瀉物をぶちまけてやりたいという思いに、毎回なる。
バカの子はバカだということは自明だ。
いくらクソバカ親が子に、そんなものを無限に買い与えたとて、知性は遺伝する。
創造力など、あるいは想像力など、育まない方が良い。
他者に評価されなかった創造力は、やがて歪み捻じ曲がり、妄想力となって、統合失調症患者ばりの脅威の虚偽記憶と、被害妄想の世界へ失墜し、360度、365日、怒り続けなければならなくなる。
生存に必要のない想像力までも涵養してしまえば、それからは精神病院から遁走の日々だ。
歌を歌ったり、絵を描いたりするのが、辛いのなら、一度手を休めてもいいかもしれないと、何も知らないクセに知った口を聞いたバカを思い出して、殺意を確かめてみる。
溜まってきた鬱憤の吐き出し方を知らない。
猫の死骸の子宮をこじ開けて、そこに射精でもすれば、スッキリするかもしれない。