よりぬきzig6月号(2020)
ミスチルを若い頃聴いていて、そのまま聴いてる40代の人々、ほんとに厄介だ。
2020.6.1
これはもう透明少女です外。
2020.6.2
毎日、準備しかしていない気分で労働。これ、レヴィナス的。
ハラリの知性では、人類はこれからホモデウスになるのだけれど、確かに、成熟した現代の10代は、「公園に木が生えている」というだけで、それなりの幸福を感じているように思える。
公園に木が生えていること。そこにある小さな生態系。それらは元気かな、と思いやる。
スクールカースト上位層の子らが、生殖的ないし経済的な、一定方向への希求を起こすのは、それまでと変わりなく、しかし確実に、中間層は年々、多様になっている。環境思想、SDGs教育の賜物であろう。
例えば、これこれはセックスのメタファーであると、"何でもかんでも性的に関連づける"視座を「パンセクシュアリズム」といって、反フロイト精神分析のポストモダニストたちが、最も軽蔑するのですよ。
2020.6.3
わーわーわーわー、みたいな社会人的言語ゲームしてた。わーわーわーわーとしか覚えてないけど。
今日は少し記号論の話をした。
2020.6.6
今日は、弁証法の話を少ししました。
2020.6.8
ハルキストのヤサグレ感とは、違うの。絶対に。
人生らしき他者と常に在れていることを運命論で片付けるの、私の中ではもう旧くて。
2020.6.14
発達障害の遺伝子を授けておいて、その上「普通の子に育てなくてはいけない」みたいなプレッシャーに駆られて暴力をふるうお父さん。ほんと、ロクな死に方しませんよ。
2020.6.15
娘がイタリア語を喋った。グラッツェって言った。グラッツェって。
2020.6.16
「これだけ貰えたらよい」という所得の明確なラインを意識しながらも、「配偶者や嫡出子からの承認を得たい」が為に欲望を無限大に増幅させ、がしかし「本質的に無能である」が故に、ただ組織にしがみつくしか能ない「ある男の鈍麻と閉塞」というのが、この出勤中のサラリーマンの虚しい背中なのだ。
精子というのは、生命の完全に成熟した状態なんです。生命というのは、未成熟になっていく。
2020.6.17
私もっとハードコアになるわ。
2020.6.18
娘。完全なる這い這いを体得して大変。部屋をあっちこっちいく。
「勉強しかしてこなかった人」と揶揄されるには余りにも知性を欠いているが、しかし実際、受験勉強とアルバイトしかしてこなかった、という人。
BiSH好きの男子高生とか、マジ勝てん。熱量がマグマだ。
2020.6.19
俺は多分、蟹を買った。
2020.6.22
午前中は、『桐島、部活やめるってよ』(2012)を観ました。
『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』(2001)を観た。
映画二本。もう一本いける。
『フルメタル・ジャケット』(1987)を観た。今日、映画三本観た。
「じっとしておく」ということを充実させるために、今日は映画だった。
2020.6.25
最果タヒで指導案。高2。
2020.6.26
『時計じかけのオレンジ』(1972)を観る。
2020.6.27
『天才たちの頭の中』(2018)を観てました。
スラヴォイジジェクやマリリンマンソンなどが出るインタビュー集です。
2020.6.28
最果タヒは没にして、ジャックデリダで授業しました。高2現代文。
同期はカミュをやってる。自由な校風でよかったよかった。
私はデリダを、「文体という常識にメスを入れた人」と紹介する。
ある特殊な文体が、近代のある一時期において突然標準化し、「そういう書き方で書けちゃうもんだから」という理由だけで、現代にもずるずると残ってる、「一般的な」顔をした「ある特殊な文体」について、考えた人。デリダ。
昨日、ビョークのインタビューを観ていて、彼女が髪を掻いた後にその指を嗅いでいて、その仕草が「不器用な人」という感じで、とてもよかった。
今週末は、タルコフスキーかサムペキンパーに挑戦したい。
2020.6.29