承認欲求の骨

総合的な言語感覚を磨く練習です。

淡家朴『人は、しない』(2019)

 

人は、決めたことをしないなと思う。

 

私も、他にしようと決めていたことはあるのだけれど、それを無視して、面倒臭がって、こうしてサイトに文を捻っている。

 

 

面倒であればやらなくてもいい。

 

そう私を許す大胆さが私の中に生まれた。

 

それは気分障害や不眠、パニックや希死念慮に苛まれて苦しんだという経験が涵養したリスクヘッジの感性なのだというふうに理解している。

 

 

私にしか分からない、人生への手加減。

 

 

具象的には、あまり他人に会わなくしたり。意図して他人とのコミュニケーションを控えたり。私にはそういうネグレクトが、一番しっくりと来たのだと思う。

 

 

人生は、ネグレクトの連続だ。

 

 

他人と違うとか、分かってもらえないとか。

そういう言い方は、もうよそうかなと思っている。というのも、別にそういう料簡を幼稚だと思ったりしているのではなくて、シンプルなマインドセットの採用をしたというだけ。

 

 

「やるべきこと」と「やりたいこと」以外の行動因子で動いてみよう。そんな覚悟。