承認欲求の骨

総合的な言語感覚を磨く練習です。

淡家朴『闇から雑穀を簸る』(2018)

私は兎角、気散いで居た。もう戻る事は出来ぬ処まで遣って来て居乍ら全く帰りたかった。 故に暗い道を、力弱く照らす陰鬱な灯りを唯一の頼りにして無視する様に渡る他無かったし、私は私の仕事と結婚とに殆ど失明して居たに相違なかった。掛る獨白に一抹だに…

淡家朴 『死靈』(2018)

私は既に、人生に飽きてしまゐました。これから幾年も生きてゆかなければならないと想うと、やれません。はあ、ええと想うのです。 従て私は極めて素朴なままで在りたいと願うばかりです。何も目指さずに何も要求せずに、暇で暇で仕様の無い怠惰の大草原を、…

第6視聴覚日記 『フリクリ プログレ』(2018)

Nirvanaでロックの涅槃の頂きまで飛ばされた13歳で以って、 オルタナティブロック党で始まり、 ピロウズ党であり、 そして、 フリクリ党でもあった私。 フリクリの続編が出るらしと知ったその時分から、見たいような見たくないような、が、見るのであろうな…

第5視聴覚日記 スクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジーXV』(2016)をプレイしました。

習慣というか、もはやある種の生理なのかもしれない。 1年に1作品というペースで、RPGが遊びたくなる。 というか、 最後までクリアする為の気概を提げて1年という周期で用意される生理。 その恩恵を受けている。 といった方が的確かもしれない。 2年前は、『…

第4視聴覚日記 Mogwaiの『Special Moves』(2010)を聴きました。

ブゥゥーーン… ブゥゥーーン… 胃袋にドグマチールを、利き手に黒ボールペンを、両耳にMogwaiを。 昨日の夜、『ドグ街入り』という歌を作っていましたら、久しぶりに「フロー状態」へトリップ! いつのまにやら2時間経っていて、針のように鋭く張られたギチギ…

第3視聴覚日記『ハウルの動く城』(2004)を観ました。

2018.8.10 金曜ロードショーで、 『ハウルの動く城』(2004)を観ました。 何パターンか切り口はありそうですが、ざっくりといえば、男と女、人間性と非人間性。 明確なコントラストが小気味よく編まれた作品だなぁと思いました。 ジブリの作品は、児童小説を…

第2視聴覚日記 Radioheadの『Amnesiac』(2001)を聴きました

Radioheadの『Amnesiac』(2001)を聴きました フジロックにもサマーソニックにも行ったことのない、完全引きこもり貧困音楽好きである私の巣窟、居場所、家であるブックオフは280円コーナーで入手。 さて、 『Amnesiac』(2001) 初期はオルタナで始まり、4枚目…

第1視聴覚日記 Mutemathの『Odd Soul』(2011)を聴きました

Mutemathの『Odd Soul』(2011)を聴きました。 こちらはTSUTAYAにて、レンタル落ち(10円)で購入させていただきました。 Mutemath (2004〜) 初めて聴きました、日本でも人気のあるアメリカのオルタナなロックバンド。 Kings Of Leon The Kills Cymbals Eat Gui…

淡家朴:第二作品:『駅員』(2018)

『駅員』 作者: 淡家朴 美男子走性の眼球とその他諸々の神経の集合体は、自己の顔面という概念を忘却し、無人駅のふりをしている。 私は、無銭乗車の常習犯を今日も捕まえられないでいた為、無用に苛立っていて、 「ちよっと〻、おじやうさん、そんなところ…

淡家朴:第一作品『くぼっちゃん』(2018)

『くぼっちゃん』 作者 : 淡家 朴 こましゃくれが、今日までに拾い集めてきた言の葉を、一夜に集め直して、誰も見たこともないような木を夢想し、あからさまな態度をしてしまったのが良くなかったのです。また、特別な力を使うことなく、一夜にして集めたそ…

『憂と鬱』(2018)

オマエは何を目指して跳ね回る? 当事者が死ねば終わりか? ニンゲンをコケにしやがって 黒い影が今日も呼吸をする この存在感は、まさに生き霊 トランス状態が治んないよ だれかのワクチンにもならないなら これは、ただのウィルスで 何でもありの現代の ア…

『負け犬の青春群像』(2018)

いじめられていたせいでもある いじめていたせいでもある あやまったせいでもある あやまられたせいでもある カーストがワーストだったせいでもある スタートがゴールだったせいでもある 遊び場を拒んだせいでもある アニメが好きだったせいでもある ヤンキ…