承認欲求の骨

総合的な言語感覚を磨く練習です。

よりぬきzig3月号(2023)

無い表現で生きていく。簡素な抽象化に吸わせない。2023.3.9 手製の河童巻きが存外に旨い。 人生の複雑な壊れ方を人生と呼ばれ、往々にして取るに足らない記憶の堆積となる。2023.3.26

よりぬきzig2月号(2023)

Young Fathersの新譜、完全に食らった。2023年この作品超えるもの出るのか。2023.2.3 公園。美人ママと二人の子ども。子どものは兄妹、どちらも蛭子能収に似ている。2023.2.5 たらの芽の天ぷら。2023.2.7 栄螺の稚貝を柔らかく煮、然る後エスカルゴバターを…

よりぬきzig1月号(2023)

2022年の音楽は日本の躍進凄かった。2023年の音楽はどうなることか。コラボ時代ないしオファーしたらできちゃいました時代みたいな、平成終わり令和黎明期のいいとも最終回的空気感が歴史になって、硬派な若手がスタンダードも歴史になって、そのそれらをロ…

zig的2022年50枚(2023)

#2022年ベストアルバム1位『Les Misé blue』Syrup16g2位『ALONE』OMSB3位『MONOEYE』Fellsius4位『A Light For Attracting Attention』The Smile5位『The Overload』Yard Act6位『Dropout Boogie』The Black Keys7位『Meet the Moonlight』Jack Johnson8位『…

私の通過した音楽 その1(2023)

caspian25 ta lifeanterrabaeAs Tall as LionsA Will AwayBad BooksBrian Bonzthe cardboard swordsthe cute lepersDAFblvck hippiejordan rakeimarthagunnmild high clubblunt bangspop will eat itselfshannon and the clamsdestroy boysnobunnythe sandwi…

よりぬきzig12月号(2022)

死ぬ間際の一言も、聞き返されて終わるだろう私の生きている今日は、あの忠霊塔には敵わない 厳かに変であることの徹底。 2022.12.1 視野が宇宙に届いてないと、ロックの歌詞ではねぇぜ。 2022.12.6 鯒しか勝たん。 2022.12.7

よりぬきzig11月号(2022)

フェニックスの新譜も、ボノボのラストアルバムも、楽しみにしていたけれど、全然好きじゃなかった。 2022.11.5 豚足を水と塩で煮込むだけで最高に美味い。豚は宝石のような家畜だ。豚の生命とその流通に携わる人々の仕事に最高の敬意と感謝を。 2022.11.20 …

よりぬきzig10月号(2022)

黙して祈りを捧げ、大いなる仮想上位概念に抱かれるか。あるいはまた、酒精、類塩基を投与し続けることでしか保てない刹那の道化を演じるか。いずれにせよ、思想死である。 2022.10.6 人は私怨で相違し疎遠になる。人生がうまくいかないことは本当に辛いから…

よりぬきzig9月号(2022)

対不起、対不起、と頭下げ繋いだ食い扶持。 2022.9.7 【24】ELLEGARDEN /「Mountain Top」(2022)ゼロ年代エモオルタナバンドの16年ぶりの新曲。「エルレの新曲」という概念に酔ってしまって、良いとも悪いとも判断がつかない。youtu.be/mg12LHwCwBo @YouTube…

よりぬきzig8月号(2022)

曝し鯨、赤星瓶633ml。 2022.8.5 明日は子と蝉を捕ってゴロワーズを買いに行く。 2022.8.6 冷やし塩トマト、いいちこハイボール。 2022.8.7 Jan Fluというローファイオルタナバンドの新譜。声質が完全に「山中さわお」である。例えばピロウズの脱力オルタナ…

よりぬきzig7月号(2022)

鱗取り、内臓取り。魚の血液、鱗を剥がしていく時のその音、迫り上がる複雑な生臭さ、そういう体験を全身が欲していて、調理をして、食べる。本当に食べるということをする。 2022.7.2 鮎と日本酒と初夏。 2022.7.3 「疲れた」という簡単な概念に吸わせては…

よりぬきzig6月号(2022)

リアム新譜。こういう(この程度の)楽曲ならビーディアイ時からバンドで作ってたけど、全然当時とは鳴らし方が違う。ロックシンガーとして兄に完全に勝利したのだという自負がそうさせるのか。強え。Liam Gallagher[UK]1991〜「Better Days」(2022)youtu.be/O…

よりぬきzig5月号(2022)

屹度弱いのだけど、誰かに何かを用意されるほど如実に全身で弱さを表現していないから、結局全て自分で用意して弱がっているだけ。 2022.5.3 何かに依存的に惹きつけられるというのが、人生の歩み方で最もしっくりくる。 2022.5.6 何かまた一つ一つ積み上げ…

よりぬきzig4月号(2022)

金髪、ピアスが大丈夫な企業が増えたのだな、と思う。 墓場の桜が一番綺麗。 好きな銘柄は、ソブラニー。 2022.4.1 大きな破家蛤を捌いて刺身にした。女性器を解体しているような感じがした。 2022.4.2 自分の一番好きなことを、続けられるペースですればい…

よりぬきzig3月号(2022)

ジョンミリアス脚本の2011年発表のSF作品を見返している。 2020年に世界的なパンデミックが起きて、資本主義社会の基盤の瓦解を露呈し、ある社会主義的国家が核による侵攻を開始、2030年には欧米を支配するというプロットである。 その作品の細部設定で、202…

よりぬきzig2月号 (2022)

儂らなりのジプシーでいくけぇ。 2022.2.3 オミクロンみたいなクソに振り回されたフリするだけのクソ日常。 やってる居酒屋見つけて、テイクアウトメニュー買って帰る。 2022.2.4 輸入牛肉屋。ウルグアイ赤身g/1.6円を購めるも売り切れの為、イギリス経産牛…

よりぬきzig1月号(2022)

今朝は、ガレージサイケなファズギターがフィーチャーされたマスエレクトロの行進曲。フランチエレクトロデュオ真打ちのJustice。 Justice[FR]2003〜 「New Lands」(2011) youtu.be/Gxu248aD6PY @YouTubeより 2022.1.7 追いやられた場所に居着き、そこを勝手…

よりぬきzig12月号(2021)

特異に生きたい。 作曲。今日も今日とて作曲。できない。不作の苛立ち。配偶者は溜息。私は気違い。 中途半端に大人だから変な甘え方をする人。 2021.12.3 臭みが強いが、脂が少しのっている。身体が温まる。 2021.12.5 結婚、出産、育児、財産管理、趣味、…

よりぬきzig11月号(2021)

公共交通機関でアジテーションしている人々は、多くある。何らかの心理的瑕疵を背負って、ともすれば赤の他人を殺そうとしているかもしれない。でもそれは、非常に「普通」である。全く異常ではない。異常だと排除する教育の方が異常である。 異端だと思われ…

よりぬきzig10月号(2021)

さようなら、全ての薬物レクリエーション。 生きるのがつらいと言って弱者の泥仕合を始める。相応しく死に急げと天の声が聴こえる。 2021.10.2 仕事のことばっかりで、自分自身の内面、哲学、学問芸術に向き合えていない。 どう見られるか、みたいなクソくだ…

よりぬきzig9月号(2021)

欲しいのは、いい人とも悪い人とも分からぬ人と、何らかの判断を意識してしまわぬ距離にとどまるための、関係保留のコミュニケーション能力。 人を負かせないと人と共存できない人々は、戦うことの諦め方が分からない兵器のようだ。 2021.9.1 言葉が思いつか…

よりぬきzig8月号(2021)

合理的な鳴り方をしている音を聴いてそれを良いと思う感覚質を、全て否定。 お金持ちや音楽家の家系に生まれただけの良さを受け取る感覚質とA10細胞神経群を、全て削除。 2021.8.3 死の匂いのしない人は飽きる。 2021.8.5 いけすかない奴らの持参ドリンク、…

よりぬきzig7月号(2021)

Z世代がヘーゲル的であると領土化されて、それも揶揄になる。 不謹慎ブーム、加速主義、中核派、SDGs、夏。 2021.7.2 労働とは別に、メタ労働を走らせるという方法で、飽きないように労働をするが、そのメタ労働の方に疲弊してきた。 2021.7.5 娘風呂に入れ…

よりぬきzig6月号(2021)

中身空っぽの大人の、ナメられない為のメッキのような表象に群がり、まんまと祀り上げたりする多くの子どもたちに対して、何も思わないでいなければならないという、日々の努力。 なんとか元気ですみたいなそういうラリった人みたいな言い方しかできなくなる…

よりぬきzig5月号(2021)

はっきり言ったら断られるので、ぼんやり仄めかしてなし崩しに我慢させるみたいな職場のやり方にまんまと引っかかって、GWを無くした男の末路。 Girl in Redというノルウェイのシンガーが、非常に薬物的で両性具有的なデビュー作を世に送り出していて、それ…

よりぬきzig4月号(2021)

ジャック・ラカンしか勝たん。 2021/4/5 どうか Kimoi と発音してください。 2021/4/11 パンクが死なないようにしてほしい。 2021/4/12 この鐘を鳴らすのも私。 2021/4/14 市井の人情というものを、一度だって経験したことがない、この冷たい街で暮らしてゆ…

よりぬきzig3月号(2021)

フェイクプラスチック納言 2021/3/3 かわいくなりたいから血液クレンジングしようかな。 2021/3/4 嘔吐中枢を包丁の模型で刺激して涎を垂れ流す遊びをするので、その都度、娘から取り上げて注意。 2021/3/6 この人生を使って、何とかして家をアンフェタミン…

よりぬきzig2月号(2021)

子に対して、親自身が知性を欠いていることや、常軌を逸しているということを自覚するということは、とても辛く、不思議で、殆ど意味をなさず、霊感が必要である。ショウペンハウエルやニーチェをよく読まなければならない。 2021/2/2 偽物になる為の生き方…

映画鑑賞第9回『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』(2020)

去年日本で一番有名だった映画を観て来た。 「鬼滅の刃」といえば前、「討鬼伝」というPSPのソフトを中古で100円で買ってそのまま一度もプレイしていないことを思い出した。 「IMAX」という500円高いカナダ製の映写機でしか演っていないというので、それで観…

よりぬきzig1月号(2021)

「まんま」という言語の象徴的使用を習得した娘が、「泣く」などの情緒表現に加え、行為媒介発語によって、食事の実践要求をするようになった。 その度に私は、ボヘミアンラプソディを歌わなければならない。 2021/1/2 こちらから連絡しない限りは何の動きも…