承認欲求の骨

総合的な言語感覚を磨く練習です。

淡家朴『マナドクス』(2019)

母牛の口動の捻転する切り落とした首の海に埋まる人形の関節は塗膜の原液の塹壕を洗う卓の上の瓶に百足の触覚を暗転して砂丘の小陰唇に宇宙船の常識障害児童要請強制更正執行正道に胎動へ大量の鉱滓へと続く受精卵壊疽増殖骸骨群れ殺し嗤い乍ら階段に連結集…

淡家朴『僕は数字に傷ついて』(2019)

僕は数字に傷つく 僕は通知に傷つく 数字が欲しい訳ではないのだ つまりその 数字に答えて欲しい訳でもないのだ だのに 傷つく、傷つく、傷つく、傷つく カレンダーの所為で 時間を無駄することに 傷ついてしまった時と同じ ネットの所為で 生きる理由を勝手…

淡家朴『革命血行』(2019)

私の心内の革命は、朝晩、其の往来を繰り返して居ます。時に病的に溢れ、時に啞鬱いで、潮の干満の様に常に流動して居ます。私に出来る事は、其れを書く事です。読んだ分だけの文を排泄して、その排泄した文で出来た肥溜めに溺れたりします。また、喃語で紡…

淡家 朴 『レクイエム』(2018)

「私はお嬢様だから、毎日おいしい物を食べてるの。これすごくおいしいのよ。」 呆けた婆さんが介護用のプラスチック皿を震えながら持って言った。何度も自動食洗機の高い水圧に洗われて色の掠れたクリーム色が儚くて、介護用の先割れスプーンを持つ手の力が…

淡家朴 / 『情緒と言葉』(2018)

情緒と言葉に就いて、私が知る事を書きます。私は夢想家だと云う謙遜の様な自負の様な言葉を私は時々思う。此れ等は私の経験上どうも確からしいと云う分析に基就いて居る。若し乎すると其れは夢想では無いのかも知れ無い。私の頭の中には、私の思惟に飼育さ…

淡家朴『私とTwitter』(2018)

私は凡そ大学二年位からtwitterを辞められ無いで居る。此れは恥ずべき事態なの乎もしれ無い。少し考えて見た。Twitterで綴ったツイートを偶さかに省見ては、目が滑る。余りにも文体が其の場限りと云う感じで、自分で見て居て阿呆らしく成る。故に、私はツイ…

淡家 朴『幻滅抄』(2018)

私は私の身の上に置かれた事に就いて書く事しか出来無い。故に、物語を書く事が出来無い。故に、私は私の身の上に就いて熟考し、文を得る事しか、物を書く術を知ら無い。故に、私は熟考する。時に飯事を忘却せ使むる程に熟考を辞めない。熟考し厭きる迄が、…

淡家朴『闇から雑穀を簸る』(2018)

私は兎角、気散いで居た。もう戻る事は出来ぬ処まで遣って来て居乍ら全く帰りたかった。 故に暗い道を、力弱く照らす陰鬱な灯りを唯一の頼りにして無視する様に渡る他無かったし、私は私の仕事と結婚とに殆ど失明して居たに相違なかった。掛る獨白に一抹だに…

淡家朴 『死靈』(2018)

私は既に、人生に飽きてしまゐました。これから幾年も生きてゆかなければならないと想うと、やれません。はあ、ええと想うのです。 従て私は極めて素朴なままで在りたいと願うばかりです。何も目指さずに何も要求せずに、暇で暇で仕様の無い怠惰の大草原を、…

第6視聴覚日記 『フリクリ プログレ』(2018)

Nirvanaでロックの涅槃の頂きまで飛ばされた13歳で以って、 オルタナティブロック党で始まり、 ピロウズ党であり、 そして、 フリクリ党でもあった私。 フリクリの続編が出るらしと知ったその時分から、見たいような見たくないような、が、見るのであろうな…

第5視聴覚日記 スクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジーXV』(2016)をプレイしました。

習慣というか、もはやある種の生理なのかもしれない。 1年に1作品というペースで、RPGが遊びたくなる。 というか、 最後までクリアする為の気概を提げて1年という周期で用意される生理。 その恩恵を受けている。 といった方が的確かもしれない。 2年前は、『…

第4視聴覚日記 Mogwaiの『Special Moves』(2010)を聴きました。

ブゥゥーーン… ブゥゥーーン… 胃袋にドグマチールを、利き手に黒ボールペンを、両耳にMogwaiを。 昨日の夜、『ドグ街入り』という歌を作っていましたら、久しぶりに「フロー状態」へトリップ! いつのまにやら2時間経っていて、針のように鋭く張られたギチギ…

第3視聴覚日記『ハウルの動く城』(2004)を観ました。

2018.8.10 金曜ロードショーで、 『ハウルの動く城』(2004)を観ました。 何パターンか切り口はありそうですが、ざっくりといえば、男と女、人間性と非人間性。 明確なコントラストが小気味よく編まれた作品だなぁと思いました。 ジブリの作品は、児童小説を…

第2視聴覚日記 Radioheadの『Amnesiac』(2001)を聴きました

Radioheadの『Amnesiac』(2001)を聴きました フジロックにもサマーソニックにも行ったことのない、完全引きこもり貧困音楽好きである私の巣窟、居場所、家であるブックオフは280円コーナーで入手。 さて、 『Amnesiac』(2001) 初期はオルタナで始まり、4枚目…

第1視聴覚日記 Mutemathの『Odd Soul』(2011)を聴きました

Mutemathの『Odd Soul』(2011)を聴きました。 こちらはTSUTAYAにて、レンタル落ち(10円)で購入させていただきました。 Mutemath (2004〜) 初めて聴きました、日本でも人気のあるアメリカのオルタナなロックバンド。 Kings Of Leon The Kills Cymbals Eat Gui…

淡家朴:第二作品:『駅員』(2018)

『駅員』 作者: 淡家朴 美男子走性の眼球とその他諸々の神経の集合体は、自己の顔面という概念を忘却し、無人駅のふりをしている。 私は、無銭乗車の常習犯を今日も捕まえられないでいた為、無用に苛立っていて、 「ちよっと〻、おじやうさん、そんなところ…

淡家朴:第一作品『くぼっちゃん』(2018)

『くぼっちゃん』 作者 : 淡家 朴 こましゃくれが、今日までに拾い集めてきた言の葉を、一夜に集め直して、誰も見たこともないような木を夢想し、あからさまな態度をしてしまったのが良くなかったのです。また、特別な力を使うことなく、一夜にして集めたそ…

『憂と鬱』(2018)

オマエは何を目指して跳ね回る? 当事者が死ねば終わりか? ニンゲンをコケにしやがって 黒い影が今日も呼吸をする この存在感は、まさに生き霊 トランス状態が治んないよ だれかのワクチンにもならないなら これは、ただのウィルスで 何でもありの現代の ア…

『負け犬の青春群像』(2018)

いじめられていたせいでもある いじめていたせいでもある あやまったせいでもある あやまられたせいでもある カーストがワーストだったせいでもある スタートがゴールだったせいでもある 遊び場を拒んだせいでもある アニメが好きだったせいでもある ヤンキ…